H4環境認識
環境認識4時間足編です。
ファンダメンタルと指標
ファンダメンタル
その日の値動きをニュースやネットの情報で調べたりはしません。
あくまでチャートを頼りにトレードし、明らかにおかしい動きがあった場合にちょっと調べて、〇〇がミサイルを発射したからこうなったのか・・・というふうに理由を探す程度です。
指標
指標はニュースや速報と違い、予め時間が決められています。
その日の重要な指標はMT5のツールボックスにある【指標カレンダー】から、自分の通貨ペアに関係ある情報を取得します。
これらをトレードノートに記入して、その時間は注意するようにします。
また、各国の休日もレンジの原因になったりするので意識するようにしましょう。(クリスマスとか)
特に【銀行金利決定】や【非農業部門雇用者数(雇用統計)】などは毎回指標時間で乱高下します。
重要なのは、チャートが当てにならいとわかっている状況でトレードしないことです。
なんなら雇用統計の日はトレードしないこともあります。
使用するツール
描画ツール
僕がH4で使う描画ツールは4つです。
- トレンドライン
- 水平線
- 四角形
- フィボナッチ・リトレースメント
インジケータ
常に表示させるインジケータは2つです。
- 21期間移動平均線
- カスタムキャンドル(上位足のローソクを描画)
環境認識
下の画像は7月6日のまだ1本も線を書き込んでいないフラットなチャートです。
ここに上の描画ツールを使って環境認識をします。
1.フィボナッチ・リトレースメント
【フィボナッチ・リトレースメント】を使って戻りと押し目の目安に【トレンドライン】を引きます。
僕のチャート設定を行っていると【S】キーを押しながらトレンドラインを伸ばすことで水平に引けるはずです。
このとき重要なのは
- フィボナッチの50~61.8を特に信頼する
- 61.8ドンピシャにラインを引くのではなく、チャートの目立つ場所に寄せる※例えば前の高値が近くにあったら、そこからトレンドラインを引く
- 売りと買い、両方の目線で考察する
- あまり多くラインを作らない※売り買いそれぞれ2本くらい
拡大して描画したものが下の画像です。
現在地をこのように囲むことで、押し目と戻りのもみ合いに捕まりにくくなります。そしてこの幅が狭いほどレンジになりやすくなります。
2.水平線
H4の水平線は高値安値を意識して引きます。気をつけるポイントは
- なるべく週足と一致する高安に引く
- 引きすぎないようにする。※現在地から上下それぞれ2本くらい
- 引く前に他のトレーダーも意識しそうか考える
実際引いたのが下の画像です
描画ツールの王者と言われる水平線ですが僕があまり引かない理由は
- そもそもほとんどのレジサポはキリ番で事足りる
- 4時間6本のためにたくさん引く意味がない
僕の場合は8時間しかトレードしないので、2本予想するだけなのです。
3.四角形
四角形はレンジとチャートパターンのボックス化に使います。
7月6日にはあまり関係ないですが、最高値圏のレンジではこんな感じで引けます。
ブレイクからの戻りを待つようなタイミングで重宝します。
4.MA(移動平均線)
移動平均線は引いたレジサポと重なるタイミングを重要視します。
例えば上の画像の先週足を見た場合、一見H4MA(緑)にずっとレジスタンスされているように見えます。
しかし、MAが効いている背景ではほとんど何らかのレジサポ(キリ番も)と重なっています。
単体で信用しすぎないことが大事です。
また、水平線やキリ番と違って移動平均線の期間はトレーダーによってだいぶ違うことも過信してはならない理由の一つです。
シナリオ
描画が完了した一枚から
- 注意するポイント
- 売るならどこか
- 買うならどこか
をノートに書き込みます。
こうしてH4で大きなシナリオができたら、次はH1(1時間足)で当日の値動きの予想をしていきましょう。