トレード時間を制限する(タイムレンジ)
FXは24時間休むことなくレートが動いており、始めて間もない頃はどこもかしこもエントリーポイントに見えるものです。
僕は専業トレーダーですが、トレードする時間は16時から0時までの8時間と決めています。(ロンドン市場開始からニューヨークの途中まで)
垂直線でしっかり区切っています。
今回は時間を制限することのメリットについて述べます。
時間を制限した理由
- ノートを見返したときに、負けトレードが午前中に多いことに気づいた。
- 市場時間の切り替わりごとにボラティリティやチャートパターンの信頼度が違うことに気づいた。
- 16時以降のH1足から毎日活気があると気づいた。(ロンドン開始時間)
- サラリーマンの労働時間は8時間だったことに気づいた。
制限したメリット
環境認識がしやすくなった
・H1で環境認識する際に、午前中の値動きも考慮できるのでその日の現在地がわかりやすい。
・これまではその日の値動きを予想していたが、8本予想するだけで済む。
検証がしやすくなった
・M5がちょうど1日1枚で全体を見れる。
テーマごとの検証が画像だけでできる
たとえば【安値を切り上げたWボトムが次のキリ番まで伸びる確率は?】なんてテーマが浮かんだ際にMT5のヒストリカルデータを目で追っていくのは膨大な時間がかかる。
しかし↑のように1日1枚の画像を1年分(258枚)集めるだけで、数えるだけの単純作業に早変わり。市場時間のうつろいにも左右されづらい。エクセルなんかで表をつくってあげればいろんな項目で使い回せる。
1年分のデータで【安値を切り上げたWボトムが次のキリ番まで伸びる確率】が70%だったことを知っていれば、環境認識も踏まえたうえでサポートラインに同じパターンができたときに躊躇なくエントリーできるだろう。
ここからさらに【キリ番まで伸びなかったときH1MAに邪魔された確率】や【途中違うチャートパターンで反転した確率】など、更に絞り込んでいけば検証も捗る。
M5チャートにH1足やH4足を表示してもちょうど邪魔ならない大きさ
【H1の反転がM5のMトップで下降した】や【H1がキリ番を抜けたがH4確定前にキリ番にサポートされた】ことが1枚の画像に凝縮される。
最後に
日中働いている兼業トレーダーさんに特におすすめしたい考え方です。
普段トレードする時間を絞り込み、自分の得意な値動きや好きなパターンが見つけられれば、トレードが楽しくてたまらなくなりますよ!
ちなみに僕の一番好きなパターンは【高値切り下げMトップの戻り売り】です。↓こんなやつ